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同じ190cmでも、日本と海外では“着こなし方”が違う理由

同じ190cmでも、日本と海外では“着こなし方”が違う理由

街を歩いていて、ふと気になる長身の人を見かけることがある。
その身長が190cmだとしたら、日本ではかなり目立つ存在だろう。

私自身193cmあるため、正直頭の先を見られていることは少なくない。

でも、もしその人が北欧やアメリカなどの国々にいたなら、どうだろうか?
同じ190cmでも、その印象は大きく異なるかもしれない。
なぜなら、身長だけでなく、体格や文化、さらには“着こなし方”も国によって全く異なるからだ。

 

■ 骨格が生む“見た目の差”



まず注目したいのは、体格の違いだ。
欧米の長身男性は、肩幅が広く、筋肉質で骨格も大きめ。
190cmが単なる“高身長”ではなく、**“圧倒的な存在感”**を放つことが多い。
対して、日本人の190cmは、一般的に肩幅がやや狭く、細身の印象が強くなる。
細身でスラっとした体型が主流で、190cmという数字がより“すらり”と見える。

身長が同じでも、骨格や体型の違いが見た目に大きく影響を与えている。
そのため、同じ身長でも、**洋服が“体に合うかどうか”**という感覚が国ごとに大きく変わる。

 

■ ジム文化が作る“筋肉と骨格のバランス”



次に見逃せないのが、筋肉量と体型の作られ方だ。
アメリカやヨーロッパでは、ジム通いやスポーツを通じて、体を大きく見せることが一般的だ。
そのため、190cmの男性は筋肉がつきやすく、骨格に合わせて身体全体が「ボリューム感を持った存在」になりやすい。

一方で、日本では筋肉量が比較的少ない場合も多く、190cmでも細身のままの人が多い。
そのため、同じ190cmでも、「細身で高い」印象になり、存在感が異なるのだ。

 

■ 環境が作る“身長の常識”



190cmという高さは、日本では圧倒的に目立つが、
例えば北欧諸国やアメリカでは、成人男性の平均身長が高いため、190cmの長身は“特別”というわけではない。
その国の平均が高ければ、190cmは「普通に高い」ぐらいの感覚になる。

また、欧米では服のサイズ展開が豊富で、長身の人に向けたデザインが多く、日本のように「長身専用の服が少ない」といった問題も少ない。
日本では、190cmに合うサイズを見つけるのが一苦労。
それゆえ、「自分の体格に合ったブランド選び」が重要になってくる。

 

■ 日本の190cmには日本のブランドを、海外の190cmにはその国のブランドを



同じ190cmでも、その人がどこの国に住んでいるか、どんな文化に影響を受けているかによって、最適な着こなしやブランド選びは異なるのだ。

日本人の190cm男性には、日本ブランドの繊細でジャストフィットなデザインがぴったり。
特に日本のブランドは、細身の体型に合わせたスリムなシルエットや、縫製にこだわったジャストサイズの服が多く、長身でも美しいラインを作りやすい。

一方、海外の190cmの男性には、現地のブランドが提供するボリューム感やフィット感が適している。
特に、欧米ブランドは長身向けの服が豊富で、肩幅や袖丈の調整がしっかりとされているため、190cmでもその人の体型に合った服を見つけやすい。

 

■ 最後に



結局、190cmという身長はそのままで、着こなしやシルエットを決定するのは「文化」と「ブランド」の違いだと言える。
自分の体格に合ったブランドを選ぶことが、最も美しく、快適に着こなすポイントとなる。

もし、あなたが日本の190cmなら、日本ブランドのアイテムで洗練されたシルエットを作り、
海外の190cmなら、その土地で作られた服で、骨格に合わせた最適なフィットを見つけることができるはずだ。
あなたの体型や文化に合った服を見つけることで、最も自然で魅力的に見せることができるだろう。

 

マトウェル mtwale mT.o.wale